シークヮーサーに含まれるノビレチンって何ですか?
ノビレチンとは
ノビレチンは主に柑橘類に含まれるフラボノイドで、特にシークヮーサーの果皮に多く含まれます。
強い抗酸化力があり、血糖値上昇を抑制する作用や、アルツハイマー型認知症予防効果、肝機能改善効果、頻尿改善効果、アレルギーを抑える効果などが期待できます。
下記は同じ柑橘系のノビレチン含有量です。
温州ミカン:100g中24mg
カボス:100g中89mg
ポンカン:100g中127mg
シークワーサー:100g中267mg
参考文献:
東北大学 工学研究科付属 超臨界溶媒工学研究センター「ノビレチンとは」
なぜ青切りシークヮーサーにノビレチンが多く含まれるの?
沖縄の厳しい日差しから身を守るために、果皮に抗酸化成分をため込むため、青切りの状態のシークヮーサーにはノビレチンをはじめとした多くの抗酸化成分が含まれます。
詳しくは下記の動画をご確認ください。
アルツハイマー型認知症予防効果
ノビレチンは、アルツハイマー型認知症の予防において有望な成分として注目されています。研究によると、ノビレチンは神経細胞の老化を遅らせる働きがあり、アミロイドβタンパク質の蓄積を抑制することで、アルツハイマー病の原因となる神経細胞の損傷を軽減する可能性が示されています。
参照元:東北福祉大学大泉研究室「アルツハイマー病等の認知症の予防・治療確立をめざして」
肝機能改善効果
シークヮーサーに含まれるノビレチンには、肝機能の解毒作用を増強する効果が確認されております。
人間の細胞には、摂取した食べ物の成分など外からの刺激に応じて、さまざまな機能を入れたり切ったりするスイッチの役割を果たす「受容体」がある。試験では人間が持つ18種類の受容体にシークヮーサーの抽出液をかけたところ、肝臓内でアルコールなどの成分を解毒する能力を持つ受容体が活性化することが確認された。研究者らは「シークヮーサーに肝臓内の解毒作用を増強する効果がある」と見る。
参考文献:
沖縄タイムス2016年10月4日付(名護産シークヮーサー機能性成分)・2017年7月30日付(脂肪燃焼、肝機能強化)・2017年5月20日付(排尿改善)・2019年4月21日付(ノビレチン効能)・2020年6月30日付(認知機能改善)、
・2017年5月20日付(排尿改善)・2020年10月24日付(中性脂肪の低減)・2023年3月29日付(抗コロナ作用)